ゾック(MSM-10)

ゾック(MSM-10 水陸両用モビルスーツ)解説|アニメ登場シーン資料

ゾック

ゾック MSM-10 正面・背面設定画
ゾック MSM-10 正面・背面設定画。前後対称の巨体を持つ水陸両用MS。巨大な胴体と多数のメガ粒子砲を備えた異色の機体

設計上の特徴

  • 前後対称のデザインにより、前進・後退を区別せず運用可能。
  • 胴体各部にメガ粒子砲を多数内蔵し、全方位に射撃が可能。
  • アイアンネイルによる格闘戦能力も有する。
  • 水中での高い安定性を確保するため、大型の浮力構造を採用。
  • ジオン公国軍の水陸両用MSの中でも、最も異形なフォルムを持つ。
  • モビルスーツというよりモビルアーマーに近い存在感。
  • 高火力を誇るが、運用コストや機動性に難があった。

活躍と評価

ゾックは、ジオン公国軍がジャブロー攻略戦に投入した水陸両用モビルスーツです。
全身に装備されたメガ粒子砲による火力は圧倒的で、連邦軍の要塞防衛部隊に大きな脅威を与えました。

アニメ『機動戦士ガンダム』では、ジャブロー内部への侵攻作戦で登場。
その巨体と重厚なデザインは視聴者に強烈な印象を残し、ジオンの水陸両用MS群の中でも異彩を放っています。

量産はされなかったものの、その存在感とユニークな設計思想は、後世のファンに語り継がれる伝説的な機体となりました。
評価としては、実戦的効率には難があった一方、デザイン面ではガンダム世界の多様性を象徴するMSです。


スペックデータ

機体名ゾック
形式番号MSM-10
全高23.0m
本体重量167.6t
主な武装メガ粒子砲×8 / アイアンネイル

ゾック(MSM-10)リアルタイプ設定画

ゾック MSM-10 リアルタイプ設定画
ゾック MSM-10。リアルタイプ設定のマーキング・カラーリングが印象的な機体。

アニメーション登場シーン

ゾック MSM-10 ジャブロー侵攻シーン

ジャブロー攻略戦にて連邦軍要塞へ進撃するゾック。水陸両用MSの中でも特異な巨体と重火力で、侵攻の突破力を担いました。前後対称の構造は機動上のメリットよりも異様な迫力を演出し、劇中においても異彩を放つ存在でした。「見かけ倒しでなければいいのだが」とシャアの放った一言も印象的

ゾック MSM-10 巨大なシルエット

格闘用のアイアンネイルも備え、水陸両面での戦闘を想定したジオンの野心作でした。量産化はされなかったものの、映像的インパクトは絶大です。見かけ倒しとは裏腹にジャブロー潜入口もゾックにより発見出来ている。

ゾック MSM-10 ジャブロー戦闘シーン

ゾックがジャブロー内部で奮戦し、全方位メガ粒子砲による攻撃を展開しています。前後区別のない巨体が進軍する姿は、他のMSにはない異質な迫力を演出し、ファーストガンダムの戦闘シーンの中でも特異な印象を残しました。

ジャブロー内部で奮戦するゾック MSM-10
ジャブロー内部に侵攻し、全方位砲撃を行うゾック。その巨体は通常のモビルスーツ戦の枠を超え、モビルアーマー的な存在感を放ちました。圧倒的な火力を誇りながらも、機動性の低さから苦戦を強いられる場面も描かれています。

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