サイコミュ試験用ザク（MS-06Z）
MSVリファレンスガイド
MS-06Z 高速起動型・サイコミュ試験型ザク
MS-06Z（高速起動型・サイコミュ試験型ザク）は、ザクIIフレームを流用しつつも推力の大幅強化とサイコミュ機器の試験のために再設計された試作MS。機体各部に増設されたプロペラントタンクと大出力スラスター、およびサイコミュ受信装置により、後のニュータイプ用高性能機の礎となった重要な実験機である。
概要
MS-06Zは、ジオン公国軍が推進するサイコミュ技術の実戦導入に向けて開発された初期試験機であり、ザクIIをベースに大幅な改修を加えた高速起動型試験MSです。強化スラスターと増設プロペラントにより高加速・高速戦闘を可能とし、サイコミュ受信装置を搭載してニュータイプ用兵装の運用可能性の検証を行いました。
基本データ
| 名称 | MS-06Z 高速起動型・サイコミュ試験型ザク |
|---|---|
| 型式番号 | MS-06Z |
| ベース機 | MS-06 ザクII |
| 開発元 | ジオン公国軍（サイコミュ開発部門） |
| 役割 | サイコミュ実験・高機動試験・ニュータイプ対応技術検証 |
| 運用時期 | 一年戦争期（MSV設定） |
| 主な装備 | サイコミュ受信装置、増設スラスター群、プロペラントタンク ザク・マシンガン、試験用ビーム兵器（設定による）、ヒートホーク |
特徴・改良点
- サイコミュ機器搭載試験のために各部構造を大幅改修
- 増設スラスターと大型プロペラントタンクにより高加速性能を獲得
- 後のサイコミュ搭載MS（ゲルググ系列・エルメス等）開発の基礎データを収集
- 一部機体では試験的なビーム兵装の接続テストも実施
イラスト・作例写真
