ザクタンク(MS-06V)
MS-06V ザクタンク
概要
MS-06V ザクタンクは、長期化する戦いの中で不足する資源を補うため、 ジオン軍が実施した再利用計画によって誕生した作業用モビルスーツです。
損傷して廃棄寸前となったザクIIの上半身をそのまま活用し、 下半身にキャタピラ式の重機車台を組み合わせることで、 最小限のコストで再配備可能となりました。
補給・整備・建設・資材輸送などの後方支援任務を主目的に運用されましたが、 戦況悪化により戦闘地域で作業するケースも多くなりました。
仕様・スペック
| 型式番号 | MS-06V |
|---|---|
| 所属 | ジオン公国軍 |
| 全高 | 16.5m |
| 装甲材質 | 超高張力鋼合金 |
| 動力 | 熱核融合炉 |
| 推進機関 | キャタピラ式走行ユニット |
| 主な用途 | 作業用・補給支援 |
| 武装 | 作業用アーム(クレーン)など |
機体特徴
ザクII上半身の再利用
機体の大部分を既存のザクIIから流用するため、極めて低コストで再生が可能です。
キャタピラ式車台
モビルスーツとしては珍しいキャタピラを採用し、不整地での安定した走行が可能です。
後方支援に特化
弾薬や資材の運搬、建設作業など多用途に使用されました。
戦闘能力はほぼなし
本来戦闘用ではなく、武装はほとんどありません。
武装
ザクタンクには標準的な武装はありません。必要に応じて作業用アームや工具が装備されます。
運用・任務
- 資材・弾薬の輸送
- 塹壕構築などの重作業
- 基地整備や建設任務
- 補給基地での搬入作業
- 戦闘地域での強行作業
開発背景
資源不足が深刻となる中、稼働不能となったザクIIを再利用して戦力に還元する必要がありました。
ザクタンクは、そのような状況下で生まれた実用性重視の機体です。
バリエーション
指揮用ザクタンク
通信機能を強化した指揮用仕様が存在します。
武装強化型(現場改造)
非公式ながら、現場判断で武装を追加した個体も確認されています。
イラスト・作例写真
関連リンク
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